駄目男、俺。




「康ちゃんさ、変わったって思うけど変わらないよね」

瑠美は屈託ない笑顔を無邪気に向ける。

「あっ、ほら、この公園覚えてる?康ちゃん、ここでよく…」


瑠美は見慣れた道を通る度に昔の話を交えながら懐かしそうに目を細める。


俺は、そんな事もあったかな位で正直よく覚えてなくて、曖昧に返事を返しながら、女ってなんでこんなに細かい事覚えておけるんだろーとか思う。


美和も、性格は淡白なのに意外に覚えてくれている。


付き合って一年目の最高潮に燃え上がった時期は1ヶ月記念のプレゼント、とかやたら記念日を作る俺に、呆れながらそれでも、いつなんの記念日なのかとか覚えてくれてたなー。



とか、そんな事考えてたら、会いたくなってきたし。愛だな、愛。