「え~、なんで、西科くんの隣、茉梨ちゃんなの~。」 それはね、私が優夜と付き合ってるからだね。 「優夜、私、眠たい…。」 私、昨日、準備が長引いて、寝るの遅かったんだよね。 「寝とけば? 着いたら起こしてやるよ。」 「…うん。」 私は瞼をおとした。 ちょうどその時、バスが動き始めた。