何事もなく午前中、昼休み、午後の授業が終わってあとはHRだけになったとき 「斉藤結愛さんいますか?」 私を訪ねてくる人がいた 入り口を見ると朝颯太に話しかけていた立花先輩だった 私が先輩の所に行くと 「これ、会長があなたに渡しておいて欲しいって」 そういって渡してきたのは紙切れだった 「ありがとうございます、わざわざ届けてくれて」 「いいえ、それじゃあね」 そういって立花先輩は教室に戻っていった