偽装アイ。





「ふふっ」



「ん?どした?」



隣でテレビを見ていた颯太が私を見た



「別に?ただ、ちょっといろいろ思い出してただけだよ」



「なんだそれ」



そういって颯太は私の肩を抱いた



最近よく颯太はうちに来るようになった



“一人暮らしは危ないから”と



“親みたいだね”というと颯太が



『ま、お前の世話焼いてるとこんな風になるんだよ!』



と笑いながら言ってきた



私そんなに子供っぽいかな?