「そんな離れて歩いてたら送ってる意味ないじゃん!」 ご、ごもっとも… でも、この辺同じ学校の生徒の家が多い 暗いとはいえあまり見られたくない… 私はこの時から“人気者”に少し嫌悪感を抱いていたのかもしれない 「あのさ」 今井くんが止まって私の目を見ながら言った 「斉藤さんって、もしかして俺の事…嫌い?」 どきっ!!! も、もしかして態度とかに出てた? いや、別に嫌いなわけじゃない すこし苦手なだけ…だよね