「遠慮すんなって! それに遠ければ余計危ないし」 なっ!と言って今井くんは送る気満々だ 私は引き下がれなくなって… 「じゃあ、よろしくお願いします」 「オッケ~!!じゃあ、玄関で待っててカバンとってくるからー」 今井くんはそう言って自分の歯クラスの教室に走っていった ー今思えばこの時私が折れなければあんなことにはならなかったのかもしれない…