あたしは遠くから、響月の様子を眺める。


そんなあたしに、1番最初に気付いたのは響月じゃなく、、、


、、、星夜だったね。


中学生のあたしから見て、高校生の響月たちは凄く大人っぽく見えた。


星夜は目鼻立ちがハッキリしていて、確かアッシュブラウンのカラーをしていた気がする。


真っ直ぐにあたしのことを見て、星夜はあたしから視線を逸らすことはしなかった。


そしてあたしも、星夜から視線を逸らすことが出来なかった。


恋に落ちるのに、時間なんて関係ない。


少女漫画やドラマで、そんな言葉を聞いたことがあった。


そんなの、バカバカしいって思ってた。


だけど、あたしの心が、、、


星夜のことを、求めた。