新選組と時を越えた少女[完]

薫「ん。うまい。」

雪「もぅ!薫ってば!」

楽しかった。

このままずっと2人で楽しく過ごしていって、私は薫のことを好きになっていって……

そうなると思っていた。

でも、神様はそうはしてくれなかった。

数日後…

薫「なぁ、雪菜。お前俺以外に付き合ってる奴いるのか?」

雪「いないよ?」

薫「じゃあ、これはなんだ?」

私が見たのは、弟とじゃれあってる私の写真。

雪「こ、これは弟だよ!」

薫「信じらんねぇ…。」

(ねぇ、なんで信じてくれないの?ほんとに弟なんだよ……?)

薫「俺たち、暫く会うのやめよう………。」

そう言って薫は家に帰った。

(ねぇ、なんで信じてくれないの?なんで?私のこと、すきなんでしょ?)