目を覚ますとそこには新選組の幹部のみんなと近藤さん、そしてお妙ちゃんと航平さんがいた。

雪「あれ………みんな揃ってどうしたんですか?」

土「雪菜っ!」

土方さんは私のことを強く抱きしめた。まるで、私の存在を確かめるかのように。

沖「雪菜さん、5日間も寝ていたんですよ?心配したじゃないですか。」

泣きそうな沖田さん。

航「雪菜が無事でよかった。」

安心したような顔をした航平さん。

土「悪かった!お前のこと疑ったりして。」

雪「大丈夫ですよ。私、そんなに弱いと思いましたか?まぁ、飛び出てしまいましたが…」

私は弱々しく、でも心配かけないよう微笑みかけた。

すると、平助と永倉さんと原田が前に出てきて、私をチラチラ見た。

雪「3人とも、どうしたの?」

藤・永・原「「「ごめんっ!俺たち雪菜(ちゃん)のこと疑ってしまってた…謝っても許されないのはわかってる。でも…」」」

お妙ちゃんが誤解を解いてくれたみたいだ。

雪「もう気にしてないから、謝らないで?」

私がそういうと3人は顔を真っ赤にした。

雪「どうしたの?まさか、熱あるの?」

私は真剣な顔をして聞いた。