雪『なん……でっ…………せんぱっ…………』

わたしは、この人に疑われ、裏切られたのだ…。

雪『いやっ!やめてっ!お願いだから…。』

私がそうつぶやくと映像は止まり、猫が出てきた。

タイムスリップする前に見た猫だ。

猫『中澤雪菜よ。』

雪『え、猫が喋った!?』

猫『私は時空を操る神、時操神(じそうしん)だ。』

雪『じゃあ私を江戸時代に飛ばしたのって…』

時『私がお前をこの時代に飛ばした。あるものに魔法をかけられて今は猫の姿になっている。』

(なんで?なんで私だったんだろう…)

私が考えてると、私の心の中を読んだように時操神さんがいった。

時『お前ならできると思ったからだ。お妙を助けることが。そして、土方を助けることも。』