それから数日がたったある日。

お妙ちゃんによる“いじめ”はエスカレートしていった。

だんだん暴力的にもなってきた。

それでも、平助、永倉さん、原田は私のことを疑っている。

(どうしたら誤解が解けるんだろ……)

声を殺して泣いたこともあった。

でも、そんな時土方さんはずっとそばにいてくれた。

それだけで嬉しかった。

こんな幸せが崩れるとはこの時想像もしていなかった………。