新選組と時を越えた少女[完]

(え………土方さんが私を、好き……?)

私は混乱した。

土方さんはそのような素振りを一度も見せなかった……いや、何度か見てたような気がする。

私は、昨日と今日のことを思い出しながら考えた。

(あ………そういうことか)

雪「土方さん……」

土「どうした?」

雪「私のこと好いてくれてありがとうございます。でも、その気持ちには……応えられません。」

(また、迷惑とかかけちゃう……)

私は胸がチクッと痛んだ。

土「俺の気持ちに答えられないなら、どうしてなく必要がある?」

(え………私、泣いてた…?)

確かに私の頬には何かがつたった。

雪「ちょ、なに……これっ……な、んで……とまってよ………」

溢れ出す涙。

そして、土方さんの唇が私の唇にそっと触れた……

(わ、私……キス、されてる?でも、落ち着く。あぁ、そうか。私は………)















…………土方さんが好きなんだ。