しばらくして泣きやんだ私は、もう大丈夫と言って斎藤さんから離れた。

雪「心配かけちゃってすいません……」

私はそれだけ言うとみんなのもとを離れた。

(平助たち、まだ疑ってるんだろうな……)

私はまた泣きそうになった。

(信じてたのに……やっぱり、他の人にもそのうち裏切られるのかな…)

色々と考えているうちに私は自室(土方さんの部屋)についた。

でも私は入るのを躊躇った。

(もしかしたら、私がいたらまたみんなに、疑われたり、心配かけたり、迷惑をかけるんじゃないかな……)

そう思うと部屋には入れなくなった。

土「そこにいられると俺が入れないんだけど?」

雪「あ……すいません…………」

私は部屋の前から退き、別のところへ行こうとした。

しかし私は、そこから動けなかった。

………土方さんが私を抱きしめたのだ。

(え……)

暫く私は今の状況を理解できなかった。

土「俺の話聞いてくれないか………?」

雪「………/////」

この状況をようやく理解した私は熱くなった。

(い、息が……土方さんの息がかかる………)

土「俺、最初はお前のこと疑ってたよな……未来から来たなんて普通はありえない。でも、俺はお前を信じた。そして、昨日と今日一緒にいて…わかったんだ。」

雪「な、何が…ですか?」

土「俺、お前のこと………」