私はお妙ちゃんにこの屯所を案内した。

いや、していた……。

妙「ねぇ、あんた。」

(え……性格かわってますよ?)

雪「ど、どうしたの?お妙ちゃん」

妙「あんた、何者?」

雪「……………は?」

妙「なーんか、この時代の人ではなさそうなんだよね。」

(なぜバレてる?私、どこかで未来の事言ったっけ…?)

雪「ど、どうしてそう思うの?私はここの人間だよ?」

私は未来から来たということを語ってはいけないと思って喋らなかった。

妙「………勘違いか。すいません、いきなり変なことを言って…」

涙目になるお妙ちゃん。

そこにたまたま平助がやってきた。

藤「ちょ、お妙ちゃん!どうしたの?なんでそんなに泣きそうなの?」

妙「私が…私がいけないんです。私はホントのことを言ったのに、雪菜さんが違うって言って…それで私、そんな嘘つかなくてもいいじゃないかって言ったんです。そしたら……怒られました。」

(え、どういうこと?)

お妙ちゃんはそのまま平助の方に寄っていった。

藤「ねぇ、雪菜。これ、どういうこと?説明してよ。」