「あ、いたいた!!」
紗耶ちゃんと2人で話していると、遠くから壮真先生の姿が見えて・・・。
次第に近付いてきた。
そしてあたしを見つけると安心したように「よかったぁ。」と胸をなで下ろす。
「壮真先生、どうしたの?」
先に紗耶ちゃんがきいてみると、「それがねぇ、困ったことが・・・。」明らかに様子のおかしい返答。
「2人のどっちでもいいから、今日のアナウンスをお願いしたいんだ。できる?」
「アナウンス?」
「実は、役員の子がインフルエンザでダウンしてしまって来れなくなったんだよ。代わりの役員ってのがそれぞれの仕事が多くてとてもアナウンスまでは担えないって大変でさー。碧に頼まれて代役を探してたんだよ。」
そ、それって、「プログラム1番、○○○」みたいな、あのアナウンスってことだよね?
む、無理無理!絶対できない!!
「紗耶はできないよー。応援団があるからここを離れられない。」
「じゃぁもかちゃん!君しか頼める子がいないんだよ。いきなりこんなことを頼めるの、もかちゃんぐらいしか思い浮かばなくて。」
確かに紗耶ちゃんは応援団で忙しいから、アナウンスなんてできるはずないけど・・・。
だからってなんであたしが!
