えーと、えーと・・・。
上手い言い訳が思い浮かばないあたし。冷や汗がたらたらと流れる。
「それはですね・・・。」
女子全員が注目している。
興味本位で男子も見てるし・・・。
どうしよーっ!!
誰か助けてー!!!
天に向かって心の中で叫ぶと、
「入学式の前にそいつを見かけたんだとよ。叶多が俺迎え来た時放課後まだいたから、仲良くなったんだろ。」
・・・え?
それは、あたしの口から出た言葉じゃなくて、もっと後ろから発せられたものだった。
うろたえていたあたしのかわりに、千早が答えてくれた。
助けてくれた。
「えー!そんなことあったなら言ってよぉ!もかだけ、ズルーい!!紗耶も昨日、バイトさえなければ残れたのにぃー。」
千早の言葉に騙された紗耶ちゃんたちは、ブーブー不満げな声をもらす。
よ、よかった。助かった。
