イケメン☆ブラザーズ~秘密の♥同居生活~





キーンコーンカーンコーン



そうこうしているうちに、チャイムが鳴ってしまった。





「あ、僕もう帰らなきゃ!皆、今日はどうもありがとう!体育祭、頑張ろうね♪」



次のテストがあるのか、叶多くんは足早に去っていってしまった。




勝手に入ってきて勝手に帰るって・・・。



叶多くんにはほんと、振り回されちゃう。




「可愛いー。あんな弟、欲しいー!」



叶多くんが帰ると誰かがそう言った。「わかるー。」という声が次々にあがる。




体育祭の種目決めのための時間が、脱線もいいところだ。




「ところで、なんで叶多くんはもかにあんなに懐いてるのよ?昨日は全然知った素振りも見せなかったくせに、1日で何かあったの?」




え゛・・・。



鋭いところを突いてきたのは、紗耶ちゃん。



やっぱり紗耶ちゃんは手ごわい。




「確かに言われてみれば!呼び捨てにしてたしねー。」


「なんでなんでー?」




や、やばい。



紗耶ちゃんの一言のおかげで、まだ名前も覚えていないような人たちからも質問が続く。




どうしよう・・・。



叶多くんったら、大きな置き土産残してくれちゃって!自分は早々に帰っちゃうし。