イケメン☆ブラザーズ~秘密の♥同居生活~





あたしには見える。



叶多くんの頭には、鋭く光ったツノがニョキニョキッと生えているのが。





「なんで俺がこんなやつに謝らねぇといけないんだよ!」



「あ、ひどーい!可愛い叶多くんを"こんなやつ"呼ばわりするなんて聞き捨てならない!!」




今度は紗耶ちゃんが怒り出した。



大半の女子から睨みを利かせられて、さすがの千早も恐れ入ったのか・・・。





「わ、わーったよ!悪かったよ!」



ついには素直に謝ってしまった。



その後に小声で、「なんで俺が・・・。」とかなんとかぶつぶつ言ってるけど、その通りだと思う。




「皆やめて!そんな千早でも、僕の大切なお兄ちゃんなのっ!」



「か、叶多くん・・・。」

「ごめんね、叶多くん。」

「もうしないよ・・・。」




最後まで手を抜かないのが、叶多流。



千早はげんなりした顔で自分の弟を見つめてる。



わかる。こればかりは、あたしでも千早の気持ちがわかるよ・・・。