だけど、「疲れてるでしょ?」って聞いても、「疲れてねぇよ。」の一点張りだし。
ほんと、素直じゃないんだから・・・。
あたしは眠っている千早に、ベッドの端に追いやられた布団をかけてあげた。
寝相が悪いのはいつになってもなおらないらしいね・・・。
「千早の分は、残しておくからね。」
千早の寝顔を見て、普段は思わない"可愛い"なんて感情を抱きながら、それだけ言って、部屋を出ようとした。
「・・・勝手に入ってんじゃねぇよ。」
すると聞こえた、そんな声。
「・・・起きてたの?」
こっちも間をあけて答えると、「起こされた。」絶対に起きていたに違いないはっきりとした声で返ってくる。
「もう。起きてるなら言ってよ。ご飯、できたから。」
振り返って怪訝にそう言うと、目を開けた千早と視線が絡んだ。
「おい、もか。ちょっとこっち来い。」
「え。なんで?」
なんて答えつつ、それに従うと・・・。
