テーブルに料理を運ぶと、ソファで眠っていた碧くんがむくっと起き上がった。
「いいにおいがする・・・。」
まだ完全に頭が働いていないのか、動きが鈍い。
「碧ー!ご飯だよぉー!もかが美味しい料理作ってくれたよぉ♪」
「ん、ああ・・・。叶多か。」
すでに座って待機していた先生の隣まで、碧くんの腕を引く叶多くん。
碧くんが無事席に着くと、自分もその2つ隣の椅子に座った。
あとは千早だけか。
「ちょっと千早呼んでくるね。」
「呼んでこようか?」
「ううん、大丈夫。待ってて。」
「わかった。いやぁもかちゃん可愛いね!」
「は・・・?」
意味不明な先生は放置し、あたしは2階にある千早の部屋へ向かった。
2階にあがり、右に曲がった奥。
【CHIHAYA】と書かれた木製の可愛いボードがかけてある部屋。それが千早の部屋だ。
