でもこの感じでは、彼が勉強する気はさらさらないようだ。
これ以上言っても無駄か・・・。
あ、料理の続きしなくちゃ。
あたしはキッチンに戻り、準備していたお魚を丁寧に1匹ずつ焼いた。
ただ焼き魚ってだけじゃつまらないし、うーん・・・。
冷蔵庫の野菜室をチェックすると、玉ねぎ、人参、ピーマン、パプリカなんてのもある。いつ買ったんだっけ?
片栗粉もあるし、これであんかけでも作っちゃおうかな♪
そうと決まれば早速調理開始!
あたしは鼻歌をうたいながら、特製野菜あんかけを作った。
「ん~美味しそうなにおい!」
そう言って部屋に戻ってきたのは、ラフな格好に着替えた壮真先生。
キッチンに入ってくると、目を輝かせて料理を見つめた。そして勝手に一口食べると、途端に笑顔になる。
「美味!!」
先生はあたしの頭をわりと長めに強く撫でた。
ちょっと力強いけど・・・まぁ、料理上手な壮真先生に褒めてもらうのは嬉しい。
先生が離れていくと、あたしは出来上がった料理を皿によそった。
