・・・ん?
そんな碧くんに目がいきすぎて気付かなかったけど・・・。
「碧くん、そこにあるのって・・・。」
ソファの前のテーブルに、可愛くラッピングされた箱が置いてある。
「ああ、これか。生徒会室に俺あてに荷物が届いて、さっき袋を開けたらこれが入っていた。」
「それ、絶対生徒からのプレゼントでしょ。いつもなら受け取らないのに、今日はどうして?」
「置いて帰るわけにはいかないだろう。食べ物だから悪くなるといけないと思って、持って帰ってきた。あいつらが食べるかもしれないから。」
そう言って碧くんが視線をうつした先には、腕を組んで相手にしない叶多くんと、下手な挑発を繰り返している千早。
どっちが兄だかわからなくなってきた・・・。
「でも、まぁ、そうだな・・・。お前もいることだし、たまには俺も食べてみるか・・・。」
すると碧くんは、珍しくプレゼントのリボンを自ら解き始めた。
