イケメン☆ブラザーズ~秘密の♥同居生活~





それと、学校では明るく爽やかで優しい、見るからに王子様な碧くん。



だけど本当は、そんなの全然違うくて、今みたいに誰とも喋らず、ひとり静かに本を読んでいる方が好きな人。




色々な人に笑顔を向けるのは大変なこと。



だけど、生徒会長をしている身で大切なことは、まずは自分自身を多くの人に受け入れてもらうことだからって、碧くんは言ってた。




だけど、本来の自分じゃない嘘の自分を受け入れてもらっても、それは本当に正しいのかな?って、あたしは思ってる。





そういう面では、千早みたいなのもありなのかも、なんて。



千早は自分を繕わない。いつもまっすぐで正直で、自分を曲げないし、周りにどう思われようが、自分の信じるままに行動するような人。



それが絶対に正しいとはわからないけど、でもそういう生き方の方が、きっと疲れないと思う。




まぁ、ぶっきらぼうだし喧嘩っ早いし、口悪いし行儀悪いし。



まだまだ碧くんを見習うべきところは多いけどね!




「どうした?」



「? あ、なんでもないよ!ごめんね、邪魔して。」




料理の下準備をしながら、ソファに座る碧くんを見ると、ふいに視線が絡んだ。



綺麗な横顔が、伏せていたまつ毛が色っぽくて、見とれる。