「千早っ!」
あたしにスリスリしていた叶多くんの体が動きを止めた。
ゆっくりと振り返り、千早を見据える叶多くんの顔は・・・。
ひぃぃいいいぃい・・・!!
お、おぞましかった。
単なるデビルじゃない。デビルキングだ・・・。
「なんか用?」
凍りつくような鋭い目つきで千早を睨みつける叶多くん。
見ているこっちが怖いですから!!
「オメー、いつまでもわがまま言ってんじゃねぇよ。そんなんだから背が伸びねぇんだよ。もか、メニュー変えんじゃねぇぞ。今日は魚だ。」
「は、はい。」
自分だって、本当はお魚よりもお肉の方が好きなくせに、それでも我慢してそう言ってくれる千早に、少しだけ胸が熱くなる。
