ざわざわとうるさい教室に私が入るとシーンとなった


誰も何も言わない


ただジッとこちらを見ている


私の机はなくなっていた


クスクス


笑い声が広がっていく


「久しぶりじゃん」


喋りかけられ振り向くと花瓶の水をかけられた


そして一斉に皆笑いだした


そこに先生が入ってくる


濡れた私をみつけると気まずそうに目をそらされた


私は笑った大きな声で


そんな私を皆恐ろしいものでも見るように見ていた