教室に入ると、愛はさえと泉のところへ行ってしまった。




俺も、親友の亮介のとこに行く。




奏多「おはよー。」




亮介「おはよ。朝から良かったな一緒になれて。」




奏多「……うるせぇよ……。」




何も言っていないのに、こいつには俺が愛のことを好きなことがバレている。




なんでかと聞けば、
「何年一緒にいると思ってんだバカ。」
と言われた。




ほんと、こいつにはかなわねぇな…。




亮介「なぁ、奏多、大変だぞ。」




奏多「なにが?」




亮介「隣のクラスの飯田。あの、バスケ部のエース。あいつも愛のこと好きらしいぞ。」




まじかよ……。
あいつは、自分では気づいてないけど、かなりモテる……。




ほんと勘弁してくれよ…。




亮介「やべぇんじゃねぇの??」




奏多「だよな………。」