俺はそう言いながら花揺の頭を優しく撫でる。 「にゃははーありがとう」 「ご飯食べらたらすぐに家を出るぞ」 「はーい」 花揺は一学期、あまり学校に行かなかったため二学期からは頑張るみたいだ。 俺たちはご飯を食べ終え、家の戸締りをし家を出た。 俺はバイクにまたがりエンジンをかけ、花揺にヘルメットを渡す。 花揺はヘルメットをかぶりながら俺の後ろに乗る。 花揺は電車やバスが嫌いなので高校まで俺がバイクで送っていくことになったのだ。