「わかったから宿題をやりなさい」


「でもここ涼しいんだよ?」


「そんなことは知ってるよ」


1時間後。


宿題もひと段落ついたので休憩にするかな。


花揺はすでに休憩している。


「花揺、アイス食べるか?」


死んだ魚のような目をしていた花揺の目が突然きらきらし始めた。


「いいの?アイス食べてもいいの?まるまる一本?」


「いいぞ、そのかわり食べたら宿題やれよ」


「うん!やるやる」


アイスを花揺に渡す。