俺はちかさと夏祭りを楽しんでホテルに帰って来た。


天路はすでにホテルに帰ってきており、帰る準備をしていた。


「今日で東京も最後か〜」


天路が少しさみしそうに言う。


「そうだな」


俺たちは駅に向かい、予約していた新幹線に乗り込む。


「さらば、俺のまやちゃんと温泉」


「そんな死に別れるみたいな顔すんなよ」


「お前は寂しくないのかよ!」


「そりゃ俺だって寂しいけど、仕方ないだろ」