「どうしたの?そんなに私のこと見ちゃって」 「すんごく可愛いです!!!」 ちかさの顔は一瞬にして真っ赤になった。 「そんなこと、大声で言わなくても」 周りの人たちの視線が……… 「ごめん」 ちかさはニコッと笑って。 「いいよ、ありがとね」 「うん!」 「んじゃいくよ」 そう言ってちかさは俺の腕を強引に引っ張って夏祭りへと向かった。