そして俺たちは夏休みに入り、予定通り東京に来た。


「やっとついたー」


天路は手を広げて叫ぶ。


「おい、恥ずかしいぞ」


くだらないやりとりをしながら俺たちは近くの喫茶店に入った。


そこで俺たちは2人掛けの席に座り天路はコーヒーを頼み、俺はココアを頼んで待っていた。


天路は携帯をもくもくといじっている。


俺はぼーっと店内を見渡していた。


その時俺は目を疑った。


俺の目に飛び込んできたのはとても綺麗な女性だった。