こんな感じに考え事をしていると、すでに教室にはたくさんの人が入ってきていた。


もうすぐ夏休みだというのに俺には友達が1人しかいない。


でもそいつはまだ来ていないようだ。


そして先生が来てホームルームが始まった。


その時扉が開いた。


「遅れました〜」


今先生に遅れた事情を、話している奴が俺の唯一の友達。


「よぉー弥生」


俺の名前は橘 弥生そして笑顔で挨拶をしてくるこいつは谷田栖 天路。


「なんで遅刻したんだ?」


興味なさそうに聞いた俺に。