部屋に目覚ましの音が鳴り響き、目が覚めた。 俺は目覚ましを止めて、布団をどける。 目をこすりながら天路の寝るベッドの方に目線を向ける。 あれ?天路がいない。 携帯を手に取り電源を入れるとメールが一件。 メールを開くと、天路からだった。 ちょっとナンパしてくるわ! 「あっそ」 俺は携帯をベッドに置いて顔を洗いに洗面台に向かった。 夕方になっても天路は帰ってこない。