そのあと街を歩いたが、結局行く当てもないみたいなので、ちょっと早いがホテルに向かうことにした。
「特に東京ってやることないのな」
天路が呟く。
「お前が誘ったんだろ、しかも夏休みまるまる使ってくるとはな」
ホテルはすでにお金を払っているため、泊まらないと勿体無い。
2人そろってため息がでる。
そしてホテルにつくなり、俺たちは奥のベッドを奪い合った。
まぁ結局大人の俺が譲ることになるんだけど。
手前のベッドが俺の使うベッドになり、そのベッドに向かって携帯を軽く投げ込む。
続いて俺もベッドに飛び込んだ。

