咲夜が、少し寂しそうにしながら言った。 みんなが出て行ったあと…… 「で、どうしたの?」 綾ちゃんが聞く。 自分から3人にしてもらったのに、話そうと思ったら勇気がいる。 「……あの……ね、えっ……と……」 「早くしてよ〜。そんなに言いにくいことなの〜??」 美緒ちゃんがそう言っているのを、綾ちゃんが「こらっ」と咎める。 私は覚悟を決めて言った。 「……咲夜と別れようと思うの」 覚悟を決めて言ったはずなのに、その声はとてもか細く、弱かった。