「!!っ…いきなり背後に立つな!!」

顔に冷や汗を浮かべて言う咲に翔は

「あはは…反応ヤバ!」

誰も居ない教室で翔の声が響き渡る

―こいつでもこんな笑い方をするんだ―

咲はしばらく翔の顔をボーッと眺めていた
翔がそれに気がつかないわけがない

「何?俺に惚れちゃった?」