俺様優等生、猫かぶり少女の恋物語

「俺の母さんは…病気でなくなりました
父さんは…会社で忙しい…今は出張で九州に行ってる…けれど手紙は月に1回は来るし…
弟もいるし寂しくねぇよ…」

悲しそうな顔をした翔は今度はにかっと
笑った…

「私にもそんな元気が欲しい…」

ポツリと小さく呟いた咲の声は運良く翔には
届かなかった…

「まぁ…話を戻して…どうしてこんな緑茶が
甘いんだよ…」