えっ、10時間切ってるなんて…………

突然のことで声が出ない。

「へへっ……まいったなぁ

僕、お母さんと二人暮らしでしょ?

お母さん見つけてくれるかなぁ___

泣いていた。

こうは静かに泣いていた。

「大丈夫。必ず助けにきてくれる。」

そう励ましながらさっきの男のことを考えていた。