☆天美side☆
ボクはその日、施設内にある図書室で、一人で本を読んでいた。
「おい悪魔」
声の主は、施設で王様気取りをしている中学生のタケルだった。
何故かボクはタケルに悪魔と呼ばれている。
ボクの方がタケルより年上なのに。
「お前、何で高校生のくせに、施設にいるんだよ」
「・・・もうすぐ出るよ」
そんなの、タケルに関係ないじゃないか。
それを言いたいけど、言えるほどボクは強くない。
「なぁ。お前、何で施設にいるんだよ。
親から捨てられたか?」
「ボクの親はいない」
「どーせ捨てられたんだろ?悪魔の子どもだから」


