「名乗りたくないです!」
いきなり叫ばれ、さすがの俺でも少し驚いた。
「何故だ?お前は何故そこまで名乗らない?」
「・・・自分の名前が、嫌い、だからです」
「じゃあ、お前はどうしたい?」
「・・・ボク、このまま、ここにいます。
ボク、生きる意味、わかりませんから」
「じゃあ、俺が教えてやろうか?お前の生きる意味を」
「・・・何おかしなことを言うんですか?
ボクのこと、何も知らないはずなのに」
「知っているぞ。美船天美」
「・・・知っているなら、どぉしてボクに名前を聞いたんですか?」
「お前の口から聞きたかっただけだ」
「・・・ふふ。面白い人ですね」
「お前の過去も知っている。
両親と兄、姉に毎日こきつかわれた使用人。
学校には通っていなくても勉強が出来る天才。
人と話しただけで頭が痛くなる人間嫌い。
荒い人格を持つ二重人格。
血や痛み、殺人事件を好む異常者」


