「・・・ボクを、殺すんですかぁ?」 焦点の合わない茶色い瞳が、俺を見る。 「・・・ちょっと腕見せろ」 「お好きに、どぉぞ」 黒い長そでをめくる。 腕は男にしては白く、傷一つない。 ・・・クスリ、やっているわけじゃねぇんだな。 「おい。これ、どうした。お前、何した」 「・・・さぁ?」 俺の目についたのは、両手首に巻かれた包帯だ。 白い包帯に、赤いものが混じっている。 「自分でやったのか?」 「・・・どぉでしょう?」 「名前は?」