「お母さん。
お兄ちゃん。
お姉ちゃん。
見てよ。
ビーフシチュー、出来たよ。
ほぉら、真っ赤だね。
クリームシチューは便利だねぇ。
何色にも染まる、白なんだから。
こうやれば、赤に染まるね。
食べる?
・・・あぁ、もぉ食べれないか。
話せないもんね。
息も出来ないね。
ボクをここまで育てたのは、この家族。
ボクが生まれたのは、両親ともに異常者だからだね。
じゃ、ボクは行こうかな。
お金だけはある家だからね。
被害者として、警察行こうっと。
泣き真似は得意だからね。
誰もボクを、犯人だとは思わないもんね。
ボクはただの中学1年生だから。
そんな幼い子が、まさか家族を殺すなんて、
思わないよね。
ボクは立派な、被害者だね」


