ボクの使った毒薬だ。
「ラーメン店からも毒薬は見つかりませんでした。
お兄様のご友人は、その日食べたのがラーメンとあなたの作ったハンバーガーだけでしてね」
「あなたは、ボクを疑うんですか?」
「あくまで可能性です。
よろしければ、あなたの部屋を覗いても良いですか?」
「良いですよ。汚いですけど」
ハンバーガーにいれた毒薬はもう処分した。
もともと少量しか作っていない。
薬を作るために使った薬品たちも、もうない。
ばれる心配はない。
「ありがとうございました。
見つかりませんでした」
「当たり前ですよ。
ボクはそんなの持ってませんし」
「お忙しい中失礼いたしました。
ところであなた、学校は行っていないんですか?」
「ええ。ボク体弱くて。
この間行ったんですけど、早退しました。
慣れない環境に体が追いつくまで、休んでおくよう
医者にも言われています」


