ボクは反論できなかった。 その声が言うことは、紛れもない真実だから。 確かにボクは言いなりだ。 「いやだ」と言わない。 「わかった」と済ませる。 『わかっただろ?天美』 「・・・その声は、ダレ?」 『気が付かねぇのか? 俺の正体に』 「気づかないよ。 誰なの?君は」 『俺の名前は美船天美。 もう1人のお前だ』 「もぉ1人の、ボク・・・?」 『わかりやすく言うならな。 お前は表の美船天美。 そして俺は裏の美船天美』 「裏の・・・ボク?」