ゲーム~anotherstory~





 それからほぼ毎日。



 秀美は4時になると女たちを連れてきて、俺を襲わせた。



 5回目までは恐怖心から意識を失った。



 しかし6回目を迎えると、何も感じなくなった。



 どうにでもなれ、と思った。







「ありがとう毎日。
沢山儲かったわ。
たまにはおだちんやるわね。
また、よろしくねー」



 1万円札の束の中から1枚取り出し、目の前に落とす。



「ありがとう」



「お礼を言うのはアタシよ。
また明日も来るから」



「うん、わかった。
じゃあ僕、部屋にいるね」



 秀美が俺を売るようになってから、まともにご飯が食べられるようになった。



 秀美がおばさんに俺にもご飯をくれるようお願いしたらしい。



 でも相変わらず、女たちは俺を襲う。



 不満を満たす道具とする。