「あんたは来ないのよ。 ママはアタシの名前だけ呼んだの。 だからご飯を食べられるのはアタシだけ」 「アハハ!」と笑った秀美は、下へ向かった。 「・・・」 俺は布団を敷き、その上に転がった。 別にご飯なんていらない。 俺は部外者、居候だから。 なにもすることがない。 ・・・咲希、元気かな。 「にーちゃ」って、呼んだな。 俺は寝ていたらしく、深夜2時ごろ目覚めた。 ・・・お腹空いた。 俺は部屋を出て、階下へ向かおうとする。