「あぁ」 ガチャ…バタン 「・・・」 行っちゃった・・・ 「俺のところにいるより、美穂っていう人といた方がいいよね」 そう、自分より・・・ 「考えるのはやめよう、今夜もあるんだ。さっさと寝よ」 そう言い聞かせて ピリリッ…ピリリッ… 「んっ」 今度は誰だよ。 ピッ 『もしもし』 『ちょっと、梓!今あんた何処にいるのよっ!』 『どこって、家だけど?』 時刻を見るとすでに夕方になっていた