真穂に言われて外を見た 「っ!」 そこには、仲睦まじく手を繋いでいる悠太と美穂の姿だった。 「・・・梓?」 馬鹿みたい。心配していた自分が馬鹿にみえた。 「真穂、今日はもう、帰る」 「えっ、ち、ちょっと梓⁉」 真穂がなんか言っているが、そんなの今の俺の耳には入ってこなかった。 ガチャ ボフッ 「・・・ふぅ」 自宅へ帰り、自室のベットへダイブ。 「なんで、こんなにもモヤモヤするんだろ?」