カチャ 「はい、どうぞ」 「どうも」 梓の過去を聞くことになった僕は、リビングへ向った。 そこで、荷物を取りに行っていた真帆と蘭さんが来ていた。 「さて、何処から話そうかしら」 「できれば、初めの方から・・・」 「そうね・・・、真帆さんは何処まで梓から聞いた?」 「・・・悠太君と付き合う前に、颯斗と付き合っていたということ。何かしらの原因で暴れまわるようになった。としか聞いていません」 「・・・そう」