「ねぇ、梓」 「なに?」 「梓に知ってもらいたいことがあるんだ」 「知ってもらいたいこと?」 「うん」 なんだろ? 「僕の過去について」 「‼︎」 悠太の過去・・・ いつか知りたいと思っていたけど、ここでくるとは 「・・・・・・ょね」 「え?」 何て言ったの?聞こえないな 「梓は僕の過去を聞いたとしても、離れて行かないよね?」 「・・・悠太」 私を見る悠太の目は、今にも泣きそうで寂しさが映っていた。